お話は大したことないんだけれど、主人公たち四人の学生が仲良くバカなことをやってるときの空気感が画面に充満していて見ていて微笑ましくなる。あと童貞特有の性に対する妄想イズムが漫画チックに展開しているのも楽しい。実際演者同士が仲がよくて現場は楽しかったらしく、そういう空気が画面の賑わいを一層盛り上げているのかも。
そして井上ひさしそっくりの主人公に扮する丹波義隆にびっくり、特殊メイクがない時代にここまで近づけるとは…(当の本人はこの映画の丹波に対して「俺の方がイケメンだ」と言っていたらしい)。
あと東北人としては主人公たちが正しい宮城弁を使っていることに感心するが、何でもプロデューサーに宮城出身の人がいて撮影前に丹波たち三人はその人から凄い指導を受けたというエピソードを聞いて納得。
チラッと女性器が出てくるのにも注目。