タカシサトウ

仕立て屋の恋のタカシサトウのレビュー・感想・評価

仕立て屋の恋(1989年製作の映画)
3.7
 イール(ミシェル・ブラン)の行為が犯罪と言えば犯罪で、微妙だけれど、結末のつけ方にしろ、イールの唯一の喜びを見つけたことが一瞬の生涯の幸福だったと思い、なかなかだった。

 アリス(サンドリーヌ・ボネール)の事情もそういうことなんだ、と、こちらも微妙なんだけれども、アリスとイールとの関係が出来て行くのが見せる感じ。

 パトリス・ルコント監督作品は「髪結いの亭主」に次いで二作目。独特さがある。嫌いではない(2022.10.22)。