マイアミ市警・TNT(戦術麻薬捜査部隊)に所属する《BAD BOYS》コンビの活躍を描いた続編。フロリダの麻薬王Tapia(Jordi Molla)と死闘を繰り広げる。
前作以降、アルマゲドン、パールハーバーと立て続けにヒット作を生み出したMichael Bayが監督を続投。
前作を上回る火薬の量、銃弾の数、大破する車の台数、そして暴言の数。
テンポの良さはそのままに、スロー・ズーム・ローアングルのカットで上手く映像に緩急がついている。
特殊撮影車両"ベイバスター"、対物特殊撮影カメラ"アイモ"を使っての撮影（カメラごと物にぶつける。特殊車両で木造建築や車に突っ込みながら撮影する。）の効果で臨場感・迫力が格段に上がっている。
口より先に銃口が動くMike役のWill Smithは、前作への出演以降、 Independence Day、MEN in BLACK、ALIなど武闘派キャラクターを演じるように。そのせいか前作と比べて体格が非常にガッチリ。アブない刑事の雰囲気がより一層濃くなっている。
一方、家族第一で（どちらかというと）穏健派のMarcusはMikeとは違った意味でガタイが良くなった。
序盤からKKKの集会に"nigros!"と突っ込みながらBad Boysを歌い、お得意のキレ芸を披露しながら暴れまわる。細かいプロットは抜きでひたすらアクション！アクション！アクション！非常にわかりやすい。
コメディ要素も前作より馴染んでいる。
余計なコメディパートを引っこ抜いて、場面場面でブラックジョークをかっ飛ばし笑いをとる。品はないけどクライムアクション作品ならこっちの方が好み。
前作き比べて圧倒的にスケールアップして帰ってきたアクション映画の続編としては大成功の一作。
