囚人13号

チャップリンの冒険の囚人13号のレビュー・感想・評価

チャップリンの冒険(1917年製作の映画)
3.5
ファーストナショナル社への移籍は尺も含めてチャップリンの運命を決定づける事件であるが、ミューチュアル社最後で彼はスラップスティックに回帰している。
それは別れを告げるという意味での回帰だろうが、冒頭とラストの警官との追跡劇に早回しが組み込まれているのはセネットへのオマージュ。メイキングに差別的ギャグを排していたとの解説があったが、チャップリンの目は既に世界へ向けられていたということか。
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