寓意でありまたひたすらに現実でもある
近現代ギリシャは大戦後に内戦もあってソ連からの支援を受けた反乱軍と政府軍が戦って〜といった話を聞き齧ってはいたので、北の方のテッサロニキじゃそうした対立が一段…
アンゲロプロス・スペクタクルなショットの釣瓶打ちにうっとりする。ギリシャ史を描きつつも、程よく意味が浮遊してる中盤まではただただ見惚れる。物語然としてしまった後半は少々トーンダウンするけどしかしそれ…
>>続きを読む水面に映る顔のない影
「お前は何者だ?どこから来た?」
どこにいても優しい女性の唄声が響いている いつも、そばに音楽がある
昔の酒場での労働者たちのダンスシーン、懐かしさで胸が満たされて泣き出し…
ショットは言うまでもなく凄まじいけど、霧の中の風景を先に見てるから驚きのようなものは減ってしまっていた。水没した村のシーンとか凄過ぎるけど、別にそこまでしなくても凄いのはわかってるっていうか。
物語…
相当久しぶりのテオ・アンゲロプロス。
実は二度ほど途中で断念している過去がある作品。
交通事故による不慮の死によって三作目の製作が頓挫した「二十世紀三部作」の一本目で、20世紀初頭の革命に伴うオデッ…
211.
比較的分かりやすいテオ・アンゲロプロスの作品。
救い一切無しエンド。
構図とかアングルも好きなんやけど、アンゲロプロスの作品は傘に凄く目が行く。なんでこんなに傘が魅力的に見えるんやろう。…