ランゲルハンス島B細胞

エレニの旅のランゲルハンス島B細胞のレビュー・感想・評価

エレニの旅(2004年製作の映画)
4.5
だれもしあわせにならい
なんという…そろそろ幸せになってもいいのでは…とか思うがならない。悲劇は続く

アレクシスがアメリカに行ける話が出たときに置いていかれると思い込み、唯一の持ち物である花嫁衣装を来て港で船を待つエレニが、可哀想なほど単純で愛しい。

始まりからほとんど二人は一緒にいて手を繋いでいるのに、アレクシスが渡米して、エレニの手から離れたとき、クライマックスへ進むように、どんどんとエレニの手から元から多くはない、それでも大切な宝物たちもその手を離れていく。

水が美しい