広島カップ

イルカの日の広島カップのレビュー・感想・評価

イルカの日(1973年製作の映画)
4.0
小さい時に叔母に二回映画に連れて行ってもらった事があります。
『ポセイドン・アドベンチャー』と本作でどちらも子供にも解るし、しかも面白い名作です。
叔母に連れて行って貰わなければ劇場で観ることは無かったので叔母には大変感謝しています。

音楽がズルい。
フルート(?)をメインにフューチャーした哀愁の漂うメロディで映画の始めの方からガンガン来るので、涙が溢れるのは“時間の問題“的に進行していきます。

人間を疑わない健気で可愛いイルカが喋る物語。

「ファー…ラブ…パー…」
※「ファー(イルカの名前)はパー(研究所長のこと)が好き」
声質も相当可愛いく作ってあります。

この作品の翌々年に公開された『ジョーズ』なんかで万が一サメが喋ったとしたらどんな声を当てるのでしょうか?
「オレ…タベル…ニンゲン…!」

私の大好きなジョージ・C・スコットがイルカの研究者役で出演していますが、研究者役が実に似合いますねえ。また髪型もオールバックが本当に似合います。彼のしわがれ声とイルカの可愛い声が実にいいコントラストです。

叔母は眼を真っ赤にして劇場を後にしていたのを記憶しています。
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