ジェットコースター映画とは真逆。
いたって平坦でゆっくりとしていて、
最初から最後まで心を平穏にして観ていられて、
且つ、胸の真ん中の辺りが少し温かくなるような、
じんわり映画でした😌✨
さして大きな事件や事故が起こる訳でもなく、
家族それぞれの置かれた立場や状況によってそれぞれが抱える心の機微が、とても優しく、それでいてとてもシビアな目線で丁寧に描かれていました。
母親が亡くなったことで一人ずまいになった父親を、誰が引き取るのか。
自分には遠い未来の話だと思っていた若い頃とはもう違って、最近は、親の老後の話なんかはそう遠くない将来に自分にもやってくる話として、結構自分ごととして観ている自分の心境の変化にも気がついたりもして。
あれだけ考えが古そうな、昭和のザ・頑固親父で、ろくにまともな話し合いすら出来なかった父親(三國連太郎さん)が、息子(永瀬正敏さん)から婚約者(和久井映見さん)を紹介された瞬間、聾唖だろうが何だろうがそんなことは関係なしに、1ミリの偏見もなしに手放しで息子の幸せを心から喜んでいる姿、喜びを抑えきれなくて嬉しさが爆発しちゃって、一人興奮して眠れなくなっちゃってる姿は、とっても微笑ましかったですね💖☺️
若い頃の和久井映見さんが、すんごく素朴で清純で愛らしかったのが印象的だったことも、メモしておきます🌷😊