山田洋次監督による1991年製作のホームドラマ作品
三國連太郎の素敵な背中みに吸い寄せられるようにして鑑賞…
こんなん、いくらでも観ていられるやつ…
今なら柄本佑あたりが配役されそうな主人公の哲…
世知辛い世の中に染みる映画やねえ。
フリーターの次男坊と岩手に住む父親との確執。長男は大卒で大企業。拭えぬ劣等感。年老いた父親の介護問題…。普通に生きることが難しくなった現代に響く映画だが30年前も…
岩手の寡夫の老人、東京の大企業勤めの長男、フリーターの次男に会いに行き、彼らが家庭を持ったり頑張っているのを見届けて彼らの負担にならないよう地元に帰って独りで家族の思い出に浸ってEND……と言ってし…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
本作品は序盤はうだつの上がらない永瀬正敏さん(役名テツオ)の話。母の一周忌にハデなシャツで遅刻して登場する姿はうだつの上がらなさを象徴するシーンであった。
ただテツオは東京の街で仕事をころころ変え…
上京してその日暮らしの主人公とそれを心配する独り暮らしの田舎の父。主人公を永瀬正敏さんが、父親を亡き三國連太郎さんが演じる。バイト先で和久井映見さん演じる娘との出会いの話に発展する。更に亡きいかりや…
>>続きを読む母の一周忌で岩手に帰省した子供とその家族たち。
一人暮らしの父を心配し東京で同居を勧める長男、近所に住み父の手伝いをする長女、定職に就かない次男。
きょうだいでも置かれた立場によって悩みは色々。
珍…
30年以上前の作品なので出征経験のあるおじいちゃん達が元気な時代だし、東京の街も変わってはいるが、高齢の親の問題は今でも変わらないな…
ろう者とか関係なく人として相手を見る息子も父親もとても素敵で…
好きな映画は何か聞かれたらこの映画を答えるかもしれない。
それくらい個人的に好きな作品。昔付き合っていた恋人と一緒に見て、向こうは先に寝てしまって1人で深夜に感動したのを覚えている。
先ず和久井…
親子のすれ違いはやむを得えません。男兄弟の、特に弟の気持ちも、同じ立場なので、良く判ります。自分も末っ子、家は商売をしていたので、かまってもらえず、寂しい思いをしたかな。それこそ、兄は私立、弟は公立…
>>続きを読む松竹株式会社