お互いに名前も知らない中年女性と青年との、たった１日のアヴァンチュール。
列車で一目惚れした青年は、列車を急停車させたり、お金にも無頓着な破天荒な性格。だけど、父親に 10 シリングねだり、5 ポンドのお釣りを渡す本当は優しい青年。
甘いメロドラマな感じでは一切無いところが特徴的な作品。
その中でも、女性が一粒の涙を溢すと「君からの初めてのプレゼント」「君の涙が真珠になった」…と終盤には甘いムード漂う。
終わる事を知っている女性と今がずっと続くと思い込んでいる青年。
音楽と風船の着地点が良かった🎈

• #MarkWynter
• #リズ・オルトラーニ作曲

2017/12/7

ワゴンセールの掘り出し物としてあまり期待せずに買ったDVDだったけど、割と良かった。
ロンドン行きの列車で出会った若者と上品な人妻の1日。若さへの諦念がヒロインを苦しめる..コレは、歳取るのが怖いと感じている人には痛いんだろうな。。
..という一見ありがちなペラいストーリーに思えるが、どこか意味深な台詞やカットが多々あり不思議な余韻が残った。
あの風船にはどんな意味があるのか..
真珠のネックレスとほどけない彼のスカーフの意味とは..
なんて具合に。

道化師のようにひょうきんで破天荒なテンションの青年がロンドンの街を観光しよう！という口実で婦人を強制的にデートさせるわけなので、ロンドンの街の雰囲気を楽しめたり。ロケ地巡りなんかしてみたいかも。この時間に見るフィッシュ&チップスは飯テロだった！
音楽も良かったねえ。

レナード・ホワイティングが出演する数少ない作品の一つ。
人妻にとっては行きずりの恋、青年にとっては永遠の恋。
昨日に"さようなら"という邦題が良い。
駅で渡せなかった黄色い風船が印象的。