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『ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路』に投稿された感想・評価

odyss

odyssの感想・評価

3.0
【まあまあ】

モーツァルトを扱った映画では『アマデウス』が有名ですが、その姉が主人公という一ひねりしたところが見どころの映画。

あの時代、音楽家は芸術家というよりは芸人に近くて、旅をしながら方々を渡り歩き、気前のよい王侯貴族らからお金をいただくことで生活していました。この映画は、当時の音楽家がおかれていた立場や暮らしがしっかり描かれているところがいいと思います。

あとは、アマデウスの姉ナンネルが弟に劣らぬ才能の主でありながら、女性であったために時代の制約で・・・・というところが、今日のフェミニズム的な見解に沿うような形で筋書きに組み込まれています。率直に言うと、こういう側面は近代的に過ぎて、あまり面白いとは思えませんでした。

あと、フランス王太子との関係は、まあ100%フィクションですからどう料理してもいいのですけれど、どうせならもう少し身分の差の描き方に残酷さがあったほうが良かったと思うんですがね。芸術家が芸術家であるために王侯貴族と対等という考え方は、ようやくベートーヴェンあたりになってから出てきたわけで、そのベートーヴェンだって貴族令嬢に恋したりしながら結局釣り合う相手がいなくて独身を通したわけだし。ましてアマデウス・モーツァルトが子供の時代なら、音楽家である女性は王侯にとってはせいぜいお遊びか妾としての存在でしかなかったでしょうし、またそれは音楽家の側にもはっきり意識されていたはずですから、フィクションにしても途中までの展開が甘すぎる気がしました。

とはいえ、神童モーツァルト・ネタを一ひねりして作った映画ですから、あまり多くを望むのも酷でしょう。当時の風俗再現や、王宮内部の豪奢な装飾などを楽しめるし、それを含めれば平均的な出来と見ていいのではないでしょうか。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.0
2012/4/4鑑賞(鑑賞メーターより転載)
あのモーツァルトが父とともに欧州を演奏旅行していた時代を舞台に、彼の影に隠れた感のある姉ナンネルに焦点をあてた映画。弟があまりに天才過ぎたが故に、そして女性の芸術の幅が著しく狭かった時代が故に作曲すること自体認められず、唯一希望を託した恋も結局は弄ばれ、という八方ふさがりな状況がとにかく気の毒で仕方がない。今なら違った人生があるのだろうが...映画としては、もう少しナンネル自身の才能、そしてそれを凌駕するアマデウスの才能を明確に描いて欲しかった。当時の雰囲気の再現度は文句ないだけにやや惜しい。
わさび

わさびの感想・評価

2.5
あのモーツァルトには実は姉が居て、子供の頃は同じようにその才能を持て囃されたが、女性が作曲をする事が良しとされなかった時代のこと、長じるにつれて弟との境遇の差が開いていってしまう……というお話。

人によっては先刻ご承知のお話なのかもしれませんが、わたしは彼女・ナンネルの存在をこの映画で初めて知りました。この題材は興味深い、と思いいそいそと鑑賞。
ところが。
主役の女の子が下手すぎて、気絶するかと思いました。
彼女の親友を演じた女の子もこれまた下手っぴで、重ねて気絶するかと思いました。
調べてみたら、どちらも本作の監督のお嬢さんだそうで……なんだその安易なキャスティングは! 家内制手工業か!

いや、そのナンネルを演じたマリー・フェレさんの、気品がありながらも時折アンニュイな表情が見え隠れするお顔立ちとか、まさにこの時代の絵画に描かれていそうな、色白で丸みがあって柔らかな質感を持つ容姿なんかは、凄く良いと思うのです。が、如何せん台詞が棒読みで、表情にも乏しくて。これは戴けません。

ではお話は良かったのかというと、これまた些か冗長で退屈。
そして肝心の、女性差別の根強かった時代にその才能を活かせずにいた少女の苦悩や、彼女の音楽への情熱が、画面からちっとも伝わって来ません。
上手く起伏をつけられなかった脚本とミスキャスト、これが本作の敗因でしょう(勝手に敗けた事にしてごめんなさい)。
但し、美術や衣裳は美しくて好かったです。幼いモーツァルトを演じた俳優さんのヴァイオリンの腕前も、素晴らしいものでした。

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