母の歩んだ道を辿り、点と点が繋がると目を背けたくなる現実がそこには待ち構えている。
ヴィルヌーヴ、あんたは鬼か!!!疲れる、めちゃくちゃ疲れるけどそれ相応の余韻が残る大傑作。生死に関する倫理観と宗教戦争を不快な音楽と映像表現で表現するという楽しくなる要素が0。しかしそんな世界観の中にも苦しみだけでなく確かな愛はある。どんでん返しとかいうレベルではない、ずっと開いた口が塞がらない状態でした。
この重厚さといい隙のない脚本といいヴィルヌーヴ作品を観たなという感じですよ。有名な演者がいないのもまた妙なリアルさをもたらしている一因かもしれません。
ネタバレだけにはご注意を。