双子の姉弟、ジャンヌとシモンが母の遺言に従って父と兄を探すストーリー。
内戦時代のレバノン
キリスト教徒の母は、敵対しているイスラム教徒の若者との間に男の子を生む。
それからの彼女の運命は余りにも過酷で、筆舌には尽くし難い
姉弟は
母の足跡をたどっていくが
遺言にある1+1はいくつなのかがわかった時、ジャンヌは顔色を失う
(鈍い私は暫くわからなかった)
この世には、知らない方が良いことだってある。
しかし、私がジャンヌだとしてもやはり真実は突き止めたいと思うだろう。
しかしその真実は、とうてい乗り越えられるものではないが。
これは戦争映画ではない。
だが今作のもとになった戯曲の作者、ワジディ・ムアワッドはレバノン生まれだけあって、内戦のシーンは非常に生々しく描かれている。
だから作品中の数々の出来事が全くの作り話だけではないはずだ。
兎に角重たい内容
鑑賞後は、暫く考え込んでしまった。