マストン

灼熱の魂のマストンのレビュー・感想・評価

灼熱の魂(2010年製作の映画)
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抜かりない細部へのこだわりがセンセーショナルな映画に繋がっている。
近年はSFメインで映像に意識が傾いてしまうけど、今作や静かなる叫びのように環境音やサウンドの緩急を通して耳から伝わってくる緊張感もヴィルヌーヴの鬼才な一面を表している。
今作のような社会的テーマを踏まえた映画をまたヴィルヌーヴ視点で作ってほしい。心地よい緊張をクリアに抱きながら鑑賞できる監督はなかなかいない。