2017年3月9日 アマゾン
『灼熱の魂』
監督、ドゥニ・ヴィルヌーブ。
他に『プリズナーズ』『ボーダーライン』がある。
どれも名作だ!
この話の展開は凄い!!
中東のレバノン?のキリスト教徒とイスラム教徒の対立が話の根底。
宗教の違う方との間に子供ができ、駆け落ちしようとしたが、相手の方が
殺され、キリスト教徒のナハルが子供を産む。
その子は生まれてすぐに孤児院に預けられ、ナハルは叔父を頼って大学へ
という祖母との約束。
学生時代に内戦が勃発、孤児院に預けた子が心配で探すが、行く先々、
焼けた家屋ばかり。
バスに乗るとキリスト教徒ということで助かるが、他の乗客は皆銃殺か
バスごと焼かれる。
ナハルは暗殺者として人を殺し、刑務所行き。
そこで始終歌っているナハルを静かにさせる為に、強姦する男を差し向ける。
そして、ナハルは妊娠。
ネタバレになるので、この辺であらすじはやめて・・・
話の展開が凄すぎる!! 1+1=1
どのような「重い」運命だとしても、一人でなく、双子の二人で受け止めたのが
観ている此方もなんだかホッとするね。
憎しみで人は変わり、そして愛する…赦すことでも、人は変われる。
エンドロールの時に流れた曲、優しくて、救われるような感じ。