シルク

灼熱の魂のシルクのレビュー・感想・評価

灼熱の魂(2010年製作の映画)
4.3
戯曲からの現代版映画として作られたそうで。

何とも凄いのを観てしまった…が第一声
あまりにも壮絶なストーリーです。

これこそネタバレ厳禁ですね。

中東の難民問題に相当疎い私は、先ずはこれは、人名なのか?地名なのか?
又、過去と現在の中東の風景の差が殆ど無く、現在?過去?どちらの映像?
はたまた母の軌跡を辿る娘の顔が母娘そっくりで、今はどっち?と少し戸惑いました😅

所々、雑な感じもしましたが、謎解きのような運びで進んでいくところは、ドキドキしながら観ました。
そして、まさか!まさかの最後に知る得る、打ちのめされそうな真実に衝撃を受けます。

実話とされてない分、救われるところですが、これに似たような事は実際起きているんだろうなあと思えてしまうのが戦争…

それでも、同じ母親として私は強く思う!
何故、何故、そんな酷い、惨い事を。
私には出来ない、墓まで持って行く…

《時として知らない方がいい事もある。》
ある人の台詞に痛感する。

オススメの作品です。 
そして、これ又忘れらない作品になるでしょう。
観返したくない作品にもなるでしょう。

私にとって数日前に観た《パラサイト》の方がかわいいく⁈思えました。
やはり母としての立場だからかなぁ。

産まれてくる子は親も国も選べない。
悪い言い方になりますが、産まれた時が場所が地域が悪かった…と、感じてしまう。
シルク

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