ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の出世作。
内戦によって翻弄される1人の女性の物語。
その女性(母)の双子の妹弟が母の遺書によって兄がいる事を知り、母が兄に宛てた手紙を渡す旅が始まる。
その結末は壮絶で絶句した。
日本人の平和ボケには危機感を感じるが少なからずこの手の作品を我々は観るべき作品。
今作はアカデミー賞外国語部門でノミネートされるも「未来を生きる君たちへ」が受賞をし、賞を逃したが、両作とも今の世界が抱える残虐な世界をありありと見せつけ我々の心に深く刻み込まれる。
音響はドルビー2chで内容が内容のためサッパリとした音。
無駄なバックミュージックが無い分、緊迫感がスゴい。