めちゃくちゃ面白かった。前半のテンポの良さと後半の人情。
一人二役で親子を演じる森繁久彌。大阪弁じゃなくて、「なにわことば」がわんさか出てくるので、聞き取れて、ニュアンスまでがわかると、より面白い。むしろそれ分からないと、面白さが十分伝わらないかも。あと立売堀(いたちぼり)とか細かな地名が分かると、解像度も上がる。あの辺に住んでたことがあるから、商家の名残のある街並みを思い出して懐かしかった。
後半の入札シーンなんかも面白い。
あと暖簾に関しての描き方が、商家って感じでいい。暖簾をドタマでかき分けると怒るとか、暖簾持って銀行行くとか。ビジネスと商いの違い。