DVD等かなり高価だったので、二度ほど劇場でみました。
自然の色彩の美しさ、運命に逆らえないながらもそれを受け入れて力強く生きる人々が印象的でした。
古典的な悲恋を描いた映画ですが、運命を受け入れる、ということは必ずしも消極的に生きるということではないのだという強いメッセージを感じました。
『ざくろの色』と同じく、記号的な映像が差し挟まれているのに最後に見た時に気づいたのですが、うるさいと感じるほどではなく、むしろ、映画の世界を効果的に補足していました。
主演男優の容姿と演技はとりわけすばらしく、最初の妻を演じた女優さんの、いかにも６０年代的なアイドル風の容姿が、効果的なアクセントになっていました。
