しゅんたろう

火の馬のしゅんたろうのレビュー・感想・評価

火の馬(1964年製作の映画)
3.0
カラマーゾフの兄弟ではイリューシャは死んだ犬のジューチカの代わりをベレズウォンに見出す。(イリューシャが別の犬と気づいていない、そもそも同一の犬説、別の犬説もある)

対してこの主人公は変わりの女の後ろに取り付く勝手に恋人の影に惑わされ、克服することもできず死ぬ。

祈りを忘れていたからなのか、前に進むのをやめた人間への罰なのかハッピーな死にかたではない。

最初の女がなんで死んだかは物語を作る上でそうしたということにしても、主人公が死の意味とは?血の呪縛?汚れた教会への復讐?