犬王までに湯浅政明をしっかり履修しようの会。
マジで凄いわ。サイケデリックな演出と疾走感、構成は多少難しくても一貫して「生きる」をテーマにしてる…ように感じた。悪意なく蹴っ飛ばした石が誰かを不幸にしたり、何気ない優しさが人を救うこともあったり。生きるために、自分の殻に閉じこもってるだけで満足するのには足らず、難しくても社会の営みの中で生活しなきゃならない。矛盾を孕みつつも、そうした営みの中で大きな不幸と小さな幸せを噛み締めていこう。人の命題は、死ぬ気で生きるをすることなのかもしれないな。この映画にエンディングがないように、人生もまた同じで納得して最期をつくらないように大切に生きよう。
