ブッッッ飛ばされたンなァ〜〜〜…
荒唐無稽とは我のこと、と言わんばかりの湯浅節。
でもちゃんと面白いのがニクい。
めっちゃくちゃ情緒もへったくれも無い総括をしてしまうと、西くんが劇中で「めっちゃいい奴も悪い奴も生きてる世界で俺は生きたい」と言ってた様に、
様々な人たちのIFを込めたラストの展開なんだと思います。
もし、あの時ケースを間違えてなかったら…
もし、あの時恋人と新幹線に乗っていたら…
もし、あの時美大進学を諦めてなかったら…
もし、あの時「他の人と付き合うな」と言っていたら…
もし、もし、もし、
それを描いた怒涛の精神遊戯。
でもそんな言葉じゃ言い表せないからこそ「アニメーション」なんですよね。
アニマはラテン語で「魂」を意味していますが、この映画はまごう事なきアニメーションだったと思います。
情報の土石流で、一度じゃ理解しきれる気がしない。
からの最後スクリーンに表示される一文…
とにかく「圧巻」の一言。
特集上映でDCPの状態で劇場で観られましたが、今度はフィルムのまんまでも見てみたいなぁ。
