はるちゃん

キラー・エリートのはるちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

キラー・エリート(1975年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

服装がめぐる季節でどんどん変わり、リハビリが進み回復していく場面の数々。

そこへボディガードの依頼シーンと依頼内容の説明にあたる空港の暗殺未遂シーンが重なって来る。それらが一つになって、依頼を引き受け復讐の願いが叶う流れがすっごくいい。

「ゴッドファーザー」や「遠すぎた橋」などを観て私が思い描いていたジェームズ・カーンに演じてほしい役のイメージにぴったりだったのが、なんかすごくよかった気がする。

まず、ハンセンを撃ったジェロームを殴った後に、すぐ思い直して労うのがいい。

それから
マック「仕事が汚くて悪党が誰か分からないだろ」
主人公「俺を狙う奴が悪党だ」

わかる。これもほんとわかる。


コリスがハンセン死亡を受けての主人公への台詞とウェイバーンがコリス死亡を受けての主人公への台詞が同じなのが、ものすごい皮肉。

使い捨てにされてるってことだもんね。そんな状況でも新人くんを労う主人公、すごいよ。

サム・ペキンパーの映画に出てくる人たちは、みんな生き方がいい。なんとなくだけど。とは言ってもまだ3つしか観てない、もっと観たい。