このレビューはネタバレを含みます
服装がめぐる季節でどんどん変わり、リハビリが進み回復していく場面の数々。
そこへボディガードの依頼シーンと依頼内容の説明にあたる空港の暗殺未遂シーンが重なって来る。それらが一つになって、依頼を引き受け復讐の願いが叶う流れがすっごくいい。
「ゴッドファーザー」や「遠すぎた橋」などを観て私が思い描いていたジェームズ・カーンに演じてほしい役のイメージにぴったりだったのが、なんかすごくよかった気がする。
まず、ハンセンを撃ったジェロームを殴った後に、すぐ思い直して労うのがいい。
それから
マック「仕事が汚くて悪党が誰か分からないだろ」
主人公「俺を狙う奴が悪党だ」
↓
わかる。これもほんとわかる。
コリスがハンセン死亡を受けての主人公への台詞とウェイバーンがコリス死亡を受けての主人公への台詞が同じなのが、ものすごい皮肉。
使い捨てにされてるってことだもんね。そんな状況でも新人くんを労う主人公、すごいよ。
サム・ペキンパーの映画に出てくる人たちは、みんな生き方がいい。なんとなくだけど。とは言ってもまだ3つしか観てない、もっと観たい。