このレビューはネタバレを含みます
長回し、物陰に隠れるキャメラ、仰角と俯角、ブレヒト的演出(狂言回しがフィルムを切ってしまう!)、円環構造の物語。
出てくる男たちはとにかくダサいし、情けないし、醜い。こんな男にならないように気をつけ…
1950年のマックス・オフュルス監督作品。1902年ドイツ生まれの彼は10代の頃から舞台俳優として活動を始め、後に舞台演出家になる。ドルトムント市立劇場の初代監督になり、1926年にはウィーンのブル…
>>続きを読む冒頭からなんとも粋!狂言廻しのアントンが優雅な足取りで、この映画の舞台が1900年のウィーンであることを観客に語る!
名人上手の至芸ここにあり!
シルクハット、燕尾服マント、ステッキ、そして歌い始め…
監督 マックス・オフェルス
リメイク版を観たのでオリジナル。
お話はほぼ同じだけど舞台がウィーン
こちらはストーリーテラーがいます。
リメイク版でもすごく思ったけど
あんなふうにワルツだ♪ポルカだ…
リレー方式の恋愛コメディ・オムニパスといった作品。娼婦(シモーヌ・シニョレ)に始まり、最後も同じ彼女で完結する。
似たような話の連作なので、途中ちょい飽きてくるのが欠点。ジェラール・フィリップが終盤…
シュニッツラーの原作は授業でちょっと読んだ。どこにいたって男ってのが自分と自分との関係を正当化しようと必死でいてかなり哀れで、同時に切ない。「世界中で起こっている」恋とか愛とか、世界中の誰もがそれぞ…
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