冒頭からなんとも粋!狂言廻しのアントンが優雅な足取りで、この映画の舞台が1900年のウィーンであることを観客に語る!
名人上手の至芸ここにあり!
シルクハット、燕尾服マント、ステッキ、そして歌い始め…
昔見た。
オフュルスの作品のみでなく、映画史の中でも最も色っぽい映画の中の一つ。カメラワークは常に凄いし、第3の壁を越えるギミックが色々あって楽しい。「愛なんて存在しない。あるのは酩酊と快楽だけ。」…
溝口のけんじくん、オフュルス、そしてジャック・リヴェットへ、それからもっと、リュミエールやメリエスを中心とする無数の幾何学的な円環を「巡る」と…映画、バカでけぇ、となる。これをおそらく死ぬまで繰り返…
>>続きを読む構成と作り込みが完璧なコンセプトアルバムみたいな作品。ウェス・アンダーソンあたりも影響受けてそう。
狂言回しによるメタ構造を示す冒頭の長回しとセットが素晴らしい。シークエンスごとに場所が違うのでほ…
連作短編的にエピソードが連なる『ウィンチェスター銃'73』みたいな映画だが、銃でなくセックスそのものがそれぞれの人物をつなげるとても淫靡な映画。狂言回しのアントン・ウォルブロックが検閲官も兼ねる自覚…
>>続きを読むシモーヌ・シニョレ様(レジアニと肉体の冠のペアです💕)を筆頭に、シモーヌ・シモン、ダニエル・ダリュー、オデット・ジョワイユ、イザ・ミランダの魅力的なこと!でも、"可愛さ"にかけて上回るのは、ジェラー…
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