スポック

骨までしゃぶるのスポックのレビュー・感想・評価

骨までしゃぶる(1966年製作の映画)
4.5
理不尽で陰湿な明治時代の遊郭での残忍な出来事の中で爽やかにも見える主人公の成長と強い意志や頑張りに感動した。
強欲な廓の主人達は人情を利用して、学が無く世間知らずの娘達の弱みに付け込んで毎日アリ地獄のような生活を強いている。

今観ても斬新な構図とカメラワークでフレームから登場人物の顔が外れるほどのアップなどのテクニックを多用して臨場感いっぱいの画面作りが迫力満点だった。