全編モノクロ。
アルチザン加藤泰。冒頭からローアングルが決まってる。
親の借金の形に売られる女。貧しさ故に
金で売買される女達と廓での生活。いくら働いても搾取され続ける生活。三島雅夫、菅井きんが登場…
タイトルが良いですね『骨までしゃぶる』。
『吉原炎上』の様な女の情念渦巻くおどろおどろしい作品なのかと思いましたが、テンポも良くコメディ的な部分もあり大変見やすいです。が、遊女の世界から足抜けする事…
監督 加藤泰
「雇われこき使われて終わる人生でいいのか」就活のプレッシャーを抱える自分にも共通する部分はある。ただ夜の営みを売る女商売だからまた違う見方になる。安定のシネスコ画角はバストアップ多め…
このレビューはネタバレを含みます
当時の映画にしては、先進的なフェミニズムを描いてはいるんだろうけど、説明的な台詞の部分が大きいのと、搾取構造のなかで救われるのもまたお客さんというのにあまり乗れなかった。得意のローアングルのショット…
>>続きを読む吉原炎上とか幕末太陽伝等遊郭映画の系譜の作品、加藤泰監督得意のアップやローアングルの多用もあるし、主演の桜町弘子を初め加藤組の常連も登場して遊郭の性的搾取をコメディタッチだけどちゃんと描く。この時点…
>>続きを読む近代公娼制度の授業にて。
衝撃的な題名の割にはマイルドな内容。
近代公娼制度という人身売買では、露骨に娼妓の骨までしゃぶるよりも、言葉巧みに娼妓も知らないうちにその骨をしゃぶり尽くす。そんな印象を抱…
大吉原展炎上の文脈で紹介されていて勉強程度に見たのだけど、映画自体めちゃめちゃ面白い。編集のリズム感すごい。
明治30年代の洲崎遊郭を舞台に搾取構造から逃走する女性たちを描くウーマンリブ映画。コメ…
文字通り骨までしゃぶるように遊女を扱き使う遊郭の中で簡単に腐ってやらずに いつだって自分の幸せのために貪欲でいる、そんなお絹の姿に 人間が生きる上で大切なことを学べたような気がする。天真爛漫で生命力…
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