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人生はビギナーズのAkaのレビュー・感想・評価

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)
4.3
マイクミルズ監督の映画は私にとって共感しやすく また安心感をもらえるものが多く、今作も観たあと心がラクになるものだった。ほっとして涙が出る。

主人公の母親が亡くなったあと、父親が「僕はゲイだ」と切り出す。「今後はそちらを究めたい」と。それまで知らなかった父の表情を知る、人生への向き合い方を知る。それまで、何もかも上手くいくような気がしなくて、上手くいかないようにしてきた主人公に、その父親の姿は大きく影響した。主人公も38歳にしてまた恋をし、、
監督自身の経験を基にしているという。こんなふうに前向きに、普遍的に昇華できるのが素直にすごいと思った、、衝撃、からの変容、そして再出発。
人生、いくつになっても初めてのことの連続で、私たちはそれに怯えながら、果敢に挑戦しながら、挫折したり復活したり。。ビギナーながらも色んな助けや出会いを得て乗り越えてく、生きてく。不器用で良いのだ、と思える。
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