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人生はビギナーズのhineのレビュー・感想・評価

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)
3.8
花火、フロイトの仮装、ローラースケート、真夜中の落書き行為(ヴァンダリズムは好き?って、なんてわくわくする誘い文句!)向かい合わせて行う電話のシュミレーションなど、絵になるカットが多くて観ていて楽しかった。
エキセントリックな母と自身の関係が、ドライブのシーンでリンクしており、悲喜劇のような悲壮な気持ちが込み上げた。
映画は過去現在を行き来しながら進むけど、その実、映像編集のようには決していかない人生についてじりじり描かれていて、一夜で何かが一変することなんてほんとはないしいつだって時代に翻弄されてオドオドするしかできない私たちを、優しい目線で描いててマイクミルズ監督ほんとすき。
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