雨宮はな

人生はビギナーズの雨宮はなのレビュー・感想・評価

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)
3.0
内容はハマらなかったけど、ユアン・マクレガーとクリストファー・プラマーの演技でスコアは3になると思える。

監督の実体験をもとにしたとのことだけど、いまいち現実味がないというか、リアリティあふれる妄想のように感じた。
現実にありそうで(あるんだと主張する一派が登場する)だけど、ありそうなだけというか。

最後の方で花を持つ手の写真について「あれはきっと母の手で、素朴な幸せをあげたいってことだろう」みたいな推測をするシーンがあるけど、そこに全部集約されていると思った。
“自分はそう思いたい”という考えや気持ちが。

ゲイがどうとかユダヤがどうとか、時代がどうとかいうよりも、
両親の不仲は虐待に値することや、親からの愛情不足は精神の安定に直結すること、子ども時代よりも大人になってからダメージが大きいことのほうがよく表れていたと思う。
雨宮はな

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