日本解放戦線 三里塚の作品情報・感想・評価

日本解放戦線 三里塚1970年製作の映画)

製作国:

上映時間:141分

3.6

『日本解放戦線 三里塚』に投稿された感想・評価

これは最もドキュメンタリーらしいドキュメンタリーなのではないかと思った。
声が聞き取れないことにその本質を見る、しかもそこに字幕が付いていないため喋っている言葉ではなく、人間の切羽詰まった表情にこそ…

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シリーズ2作目。カラー。土色の大地と、その土地とともに生きる人々の色とが強烈に描き出されていた。後半、農民の寄り合いで、親戚のしがらみによって売り出されることになる土地を守るためには、血縁とは異なる…

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浮浪者

浮浪者の感想・評価

3.5
闘争は時間と共に文学化する。友敵論で社会構造を把握したことにするのは容易い。その容易さに踏みとどまれず、内面に巣食う抵抗と裏切りの心理洞察へ向かってしまう文学的運命。

闘いにおいては、アイツは敵だ、アイツは味方だ、アイツは裏切り者だ、お前は裏切らないよな?と人間関係が単純化され殺伐としてくる。しかしそれでは問題の根本的解決からは遠ざかるばかりなのではないかと傍観す…

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『三里塚の夏』では撮影に大津幸四郎、田村正毅の二人の名がクレジットされるが、この映画は田村単独。

空港反対闘争からの脱落者が五月雨式に発生していく中での被写体、撮影者双方の進化と深化が際立つ作品。…

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a

aの感想・評価

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通称「三里塚の冬」。数少ないカラーフィルム。聞き取れない、というより、聞き取れないようにしている気もする、おかげで「「見ろ!」」と言わんばかりの画にひたすら見入ってしまう。帰ってきた青年との二人の対…

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毱

毱の感想・評価

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正面から撮られる顔/横顔
そこから見える外部/内部のイデオロギー。

オープニングのブルドーザーを追いやる農民の列の俯瞰、荒れ果てた農村を過ぎる砂塵、夕闇になびく簡素な旗
田村正毅の捉える風景がどうしよもなく映画である 荒く整然とされていない編集だからこそその画にはっ…

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いけ

いけの感想・評価

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カラーになり稲穂が映える。
何年もかけた農地は土の色が違うらしい。
反対派が髪を引っ張るくだりは非常に怖い。暴力という形で表出してしまった怒りの沸点が示されるも、現代の観客はそこに何を見るか?
とは…

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O次郎

O次郎の感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

小川プロダクション三里塚シリーズ二作目、かつ同シリーズ初視聴。
成田空港建設に反対する農民の闘争をひたすら記録するドキュメンタリー。

勝手な思い込みで当初は、土着の人々の先祖代々の土地を守りたい意…

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