マーくんパパ

犯罪河岸のマーくんパパのレビュー・感想・評価

犯罪河岸(1947年製作の映画)
3.7
パリ下町のクラブ歌手で最近売れてきたジェニィとやきもち焼きのピアノ伴奏亭主モーリス、モーリスにちょっと気がある階下に住む写真家ドラとジェニィに色目を使う金持ち老人ブリニヨン、ブリニヨンが自宅で殺害されて捜査に乗り出す刑事アントワンと役者が出揃う。犯人謎解きサスペンスというよりこれらの人々の相手を思うがための行動が疑惑を深める縺れた糸をアントワンが解きほぐしていく構造。コロンボ刑事のようにヌッと刑事役ルイ・ジューヴェが登場してくると画面が締まってくる顔立ちが魅力のひとつ。美しさではジェニィよりドラのシモーヌ・ルナンが気になります。