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犯罪河岸のrebのレビュー・感想・評価

犯罪河岸(1947年製作の映画)
3.0
本作は「密告」で沈黙を余儀なくされたクルーゾー監督が、ジャン・コクトーらの支援を受けて映画界に復帰し、戦後最初に発表した作品である。
パリの下町を舞台に、ピアノ弾きの男がセクシーな若い歌手の妻の浮気を疑い、殺人事件に巻き込まれる。
重いサスペンスではなく、当事者たちがお互いに庇い合う人情もの。気楽に観られるが、ちょっと飽きる。
歌手のジェニーと写真家のドラのキャラが、全く違うタイプの美女という、誠にわかりやすい設定にちょっと笑った。
ドラのジェニーに対する想いは、永遠に封印されるんだろうなぁと思うとちょっと切なくなる。
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