みおこし

ザッツ・ザ・ウェイ・オブ・ザ・ワールドのみおこしのレビュー・感想・評価

3.2
アース・ウィンド・アンド・ファイアーが出演した映画とのこと、先日思いがけず存在を知って色々調べたらハーヴェイ・カイテルの兄貴が主演とのこと!!これは観なくては!!とすぐに鑑賞。

レコード会社でA&Rをしているバックマスターは、担当している黒人の「ザ・グループ」のプロモーションに注力していたが、レーベルの重役の交代に伴い、「ザ・ペイジズ」という他のバンドを推すようにという半ば嫌がらせのような指示を受ける。自分のキャリアや音楽への情熱などに葛藤しながら、バックマスターが出した決断とは…。

なんと公開当時大コケしたとのことなのですが、正直それも納得…!(笑)音楽映画として楽しめるのは間違いないのですが、アースの登場シーンも思っていたより少ないしパフォーマンスする曲も限られているのでちょっぴり寂しかったです…。
アーティスト担当の視点で”音楽業界もの”として楽しめるかな?とも思ったのですが、兄貴演じるバックマスターもほとんど自分の感情をあらわにしない人なので「この人は一体今何を考えているのだろう…?」とずっと気になってしまって集中できず…。とにかくあらゆる点で中途半端な印象が否めない作品でした。

ただ、全盛期のアースによる表題曲”That's The Way Of The World”や"Happy Feeling"などのパフォーマンスが見られるのは貴重だし、ローラーディスコのシーンや古めかしいクラシックカーなど、1970年代当時のアメリカのカルチャーを体感できて面白かったです。筋骨隆々な若き日のカイテル兄貴のピチピチTシャツもなんだか懐かしかったです(笑)。
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