酔っ払った時の方がレビュー書ける気がして、ほろ酔いで書いてみる。
ブルガリアの日常風景に引き込まれる。
登場人物それぞれの、情熱や燻る想い
それをぶつける場所がなく、漂ってしまうのはこんなに離れた国でもあることで。
閉塞感から、生まれ持った気質とは違う存在になろうとするゲオルギが人間臭くて。
照らし合わせたようにフリストに出会うウシュルが、名前の通り一筋の光のようで。
政治を語りながら「普通の中国人はどう思ってるのかしら?」
みんな、根本は同じ人間なのに。
この映画が撮られてから10数年経っているけど、もどかしい歴史は繰り返されている。
以前観た時よりも、ラストにはずいぶん救いが感じられた。だけど現実のフリストの最期、を思うとやっぱりやりきれない。
パンフレットを買い寄せて名前を知った、作中に登場するnasekomixというバンドのサウンドがとても合っていて心地よかった