このレビューはネタバレを含みます
子供は清水宏の得意分野だが、都会をどう撮るのか気になっていたところにこの作品。
清水宏的な会話の軽妙さと子供の動かし方が、都会の構造に巧妙に組み入れられる。池部良の真似をする子供への足への寄りなど…
戦災から見事に復興した銀座の姿。
迷子を親もとに届けるだけの話しですが、格好の銀座案内映画になっています。
有馬稲子の靴みがきに池部良のサンドイッチマンとは、大いに違和感がありましたが 笑
靴みがき…
当時どんなスポンサーがあったか知らないが、銀ぶらを間接的に推奨するような内容の映画だった。
迷子になった女の子を池部良がサンドイッチマンの仕事をしながら通りを歩いてあやして、母親を探すのが一つ筋とし…
#101 東宝90年大会@フィルセン
すごい映画を観てしまった!
劇映画としてはせいぜい★★★程度なのだが、ほぼ全編が銀座ロケで、昭和28年の銀座四丁目近辺が見事にとらえられており、しかも音声もプリ…
素晴らしい。自然に囲まれた田舎の山道から華やぐ休日の銀座へロケーションが移ってもスタイルは変わらず。人の歩くはやさに合わせてゆっくりトラックバックするいかにも清水宏らしいショットの連打で“銀ブラ”を…
>>続きを読む電車の窓枠をフレームアウトさせるようにカメラを移動させ、道ゆく人々に意識を向けさせるファーストショット。役者がどこにいるのかわかんないくらい引きで撮ってるショットも印象に残る。
決して甘くない境遇の…
見た瞬間ヌーヴェルヴァーグ的、勝手にしやがれ的と思ったけど、当然それ以前の作品。
ロケの移動撮影、トラックアップorバックの多様、ロングで街の様子と共に役者を捉えて、戦前から清水宏は卓越した撮影を…