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遥かな時代の階段をのsonozyのレビュー・感想・評価

遥かな時代の階段を(1995年製作の映画)
4.0
林海象監督による「私立探偵濱マイク」シリーズ3部作の第2弾。
『遥かな時代の階段を(英題: The Stairway to the Distant Past)』とこのジャケ写、カッコよすぎる。

ペットの子犬探しなど冴えない仕事の日々が続く私立探偵・濱マイク(永瀬正敏)。
ある日、マイクと妹の茜を幼い頃に捨てたストリッパーの母リリー(鰐淵晴子)が突然横浜に戻ってきたと聞き、マイクは一人で会う。

町では、“川”を支配し続けるため邪魔者は誰でも消す“白い男”と呼ばれる男に、警察もヤクザも手を出せずにいたが、アジア系外国人が中心となっている裏組織「黒狗会」組長の神野(佐野史郎)が市議会議員の選挙活動に熱心な中、それに反抗する部下たちが、“白い男”の一味の壊滅を狙う。

いつもマイクを目の敵にしている刑事・中山(麿赤兒)の指示で”白い男”と繋がっていると見られるスナックのママ(白川和子)を見張るマイク。

マイクや神野の部下たちが危険すぎる“白い男”に近づいたことを機に、次々と出る犠牲者。
そして、リリーから語られる衝撃の事実。

伝説の娼婦メリー(坂本スミ子)に導かれ、ついに“白い男(岡田英次)”と対峙したマイク。2人の運命は。。

相変わらず、もう死んでておかしくない無謀&衝動的な行動の濱マイクですが、後半に向けノワールな味わいも増すクールな世界。良かったです。
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