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ゴーストライターのnyakoのレビュー・感想・評価

ゴーストライター(2010年製作の映画)
3.8
ロマン・ポランスキーがロバート・ハリス原作を映画化。ロバート・ハリスの原作は他にも『エニグマ』や『オフィサー・アンド・スパイ』と映画化されていて、ポリティカルものが中心となっているそう。
ポリティカル・スリラーいいですね〜。

元英首相ラングの自伝のゴーストライターとして雇われた執筆家(最後までゴーストという名前)。
孤島の中のラングの邸宅で執筆をし始める。
前任者のゴーストライターは島の橋渡しとなるフェリーから転落後、溺死していた。
ゴーストは執筆のためにラングの過去を調べるうちに、CIAとラングとのきなくさい関係を知ってしまい、身の危険を感じ始める。

終盤30分が目まぐるしい展開。
陰謀論に踊らされてるのか、ほんとに陰謀に巻き込まれているのか。
前任者が死んでいることから誰もが怪しく見えてハラハラさせられる。
最後の最後で真実に気付かされたので、それまでの推理が全て無駄だった 笑

ラストの見せ方が素晴らしくて…。
主人公さして信念も無さそうだし…、わたしなら主人公と違う選択をするかな…とも思うから、もしかしてあのラストショットのためにあの選択をしたんじゃないかって勘繰ってしまう!
70年代くらいのハリウッド映画のラストシーンみたい、キマってた。
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