ノッチ

クレーマー case2のノッチのレビュー・感想・評価

クレーマー case2(2008年製作の映画)
2.0
宮田夏美の職場は製菓会社の「お客様相談室」。

ある日、夏美はある一本の電話を受ける。

受話器の向こうから聞こえる女のすすり泣く声。

女は「流産したのはお宅のドリンクを飲んだせいだ」という。 

製菓会社のお客様相談室を舞台に、1本の電話が招く謎の死を描くホラー・サスペンス。

case1に続いてcase2も観賞。 

どれだけ酷いのか気になって。 

case1と違って完全にホラー物になってました。 

case1の、霊ではなく人間が一番怖い系の完全に逆バージョン。

内容は、何の根拠もないのに「紅茶を飲んで流産した」と因縁をつけ、電話対応した罪のない担当者達を殺していくって感じ。

…断言は出来ませんがコレ、ほぼ逆怨みじゃないですか?

とりあえずこんな職場にいたら、私は200%ウツになります。

日に日に神経がスリ減っていくだろう。

この映画、恐怖心は確かにあったがどう見てもB級ホラー作です。

『予言』もしく『着信アリ』の劣化版のような作品。 

薄くて浅い。 

見せ方が全然怖くないのが難点。

その辺のちんけなホラー物よりは俳優の演技はしっかりしているけど、内容が微妙。

一応舞台や登場人物は同じなので設定上は前作の続きなのだろうが、内容は全く別物。 

しかも対象が無差別化するわ、犯人が幽霊だわもう酷い。

電話ボックスの天井から手がでてきてどこかに連れ去ったり、何もない空間から手が生えてきたり、ある意味テレビからでてくる貞子より衝撃です。

というか、もはやクレーマーではないですね。
 
自分だったらこうオチをつけるほうがいいな~っていうオチが何個か思いついた。 

まぁリアルなクレーマーが見たい人には向かないが、手頃なホラーが欲しい人には良いかも。
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