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奇跡の人のyumikoのレビュー・感想・評価

奇跡の人(1962年製作の映画)
4.0
小さい頃、伝記を読んだでしょ?
ヘレン・ケラーとサリバン先生のお話。

目が見えない、そして耳が聞こえないヘレン。両親と兄、祖母はなすすべもなく、視覚障害者の学校に助けを求め、アン・サリバン先生が家庭教師として派遣される。

気に入らなければ暴れ、手をつけられないヘレンに、サリバン先生は根気よく手話を教える。それだけじゃない。食事は座ってお皿からスプーンで食べる..そんな気の遠くなるようなことを、本当に本当に根気強く教える。

もうね、ヘレンを演じるパティ・デュークの演技が、凄まじい。本当に見えてないんじゃないか?と何度思ったことか。食事を教えるシーン!いつまで続くのか、と思うくらいのヘレンとサリバン先生の取っ組み合いが、本当にすごい。

そうか、サリバン先生も目に障害があったんだー。奇跡の人です。ヘレンに対して甘やかす愛情と、厳しくちゃんと教える愛情。ヘレンに教えるんだから、綴りがあってるかどうか調べないと!と言って辞書を引くシーンが印象的でした。

そして、ついに綴りに意味があることがわかるヘレン。泣けます。

もっと2人のことを見ていたい!と思うラストでした。
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