さぶろー丸

奇跡の人のさぶろー丸のレビュー・感想・評価

奇跡の人(1962年製作の映画)
4.5
もんのすごく面白かった。
ガラスの仮面に「かつて『奇跡の人』のオーディションで突然大きな音を出した時に唯一無反応だったのが後のアカデミー賞女優のパティデューク」と書かれていて気になって見たのですが、パティデュークがとにかく演技が凄まじい上にめっっちゃ可愛かったし(サリバン先生もすごい)、サリバン先生とヘレンの戦いのシーンが体感10分くらいセリフなしで(息づかいとか唸り声のみ)戦っていてバチバチの演技バトルだ…って感じですごかった。
あとショットがカッコよくて。ヘレンの登場シーンとラストのシーンを影から映すのを統一していたり、首にかけられたナプキンをヘレンが無言でわざと床に落とすのを家族の会話を流しながら後ろから撮るのとかがなんかすごくカッコよくて、めちゃ面白いしカッコいいなと思ったら「俺たちに明日はない」の監督だった。
この時ヘレンを演じたパティデュークがリメイク版「奇跡の人」でサリバン先生を演じてるというのも胸熱すぎるし見よ〜〜と思います。
なんかもっとしっとり系なのかな?とか、お涙ちょうだいな感じなのかなと思ってたけどめちゃめちゃめちゃ面白かったので迷ってる方みてください。 

「あわれみの心を持ってください、この子は可哀想な子なんです」ってヘレンをかばうヘレンの家族に、「現実を教えない事の方がよっぽど哀れです。教えるよりあわれむ方がよっぽど簡単です」って言い返したサリバン先生がかっこよかった。
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