このレビューはネタバレを含みます
夜はエログロナンセンスをネタバレで。
夜にっきい始めました。
ホラープレデター部11月課題"ゾンビ"その⑥
DVD BOX ゾンビの世界 5/10
世界最古のゾンビ映画と言われてる作品。
『ゾンビ伝説』を見た人ならご存知だと思いますが、ハイチに伝わる民間伝承のゾンビなので人を齧ったりはしません。
元々ブードゥー教に伝わるゾンビの秘法は、特別に調合された薬で一時的に仮死状態にされ、その間に埋葬され仮死状態が解けた時には死人扱いになっている。
行く宛の無い人々は食事も休憩も不要の労働力としてこき使われる。
今作は結婚式を挙げるためにハイチを訪れたカップルが体験する恐怖の数日間を描いている。
ヒロインが超絶細眉の美人。
眉毛細いのにも程がある！
ヒロインに目が眩んだ変態オヤジが、ゾンビマスターの魔人ドラキュラ…、もといベラ•ルゴシに誘拐•監禁してくれと頼みに行く。
監禁してる間に自分のモノにすると謎の自信。
ルゴシは「そんな回りくどい事せんと"コレ"使えよ」とゾンビパウダーを渡す。
かくしてゾンビになったヒロインは変態オヤジのものに…、はならず、怒ったオヤジはルゴシにクレーム付けに行くと、ルゴシからクレーマーとしてゾンビ化されてしまう。
気品高く振る舞ってたルゴシさんも、ヒロインの細眉の魅力にメロメロ。
変態オヤジをゾンビにして手下にしたので、邪魔者はヒロインの夫だけ。
ヒロインに夫を殺させ、自分への忠誠を誓わせようとするルゴシさん。
でもゾンビになっててもヒロインは夫の事だけは忘れてない？
夫を殺しに集まってきたゾンビたちを崖から突き落とし、最後は変態オヤジがルゴシさんを突き落とし、勢い余って自分も崖から転落。
ルゴシさん死亡で秘術の解けた細眉ヒロインは夫にひっしと抱きつく、で終わり。
邦題は『恐怖城』だけどお城は出てきません。
ラストの断崖絶壁は城っぽいけど。
物凄く低予算で撮られたそうだけど、ルゴシさん使ってる繋がりで、『魔人ドラキュラ』の取り壊し寸前のセットを使わせてもらったりしてるそうで、なかなかしっかりした作りでした。
同じハイチのゾンビを描いた『ゾンビ伝説』は、実話なのでゾンビ=仮死状態から蘇り行き場の無くなった人だったのに対して、今作のゾンビは食事も休憩も取らず、銃で撃たれても死なないモンスターとして描かれてました。
