明石です

恐怖城/ホワイト・ゾンビ/ベラ・ルゴシのホワイト・ゾンビの明石ですのレビュー・感想・評価

3.4
1930年代のモンスター怪奇映画ブームのなか制作された元祖ゾンビ映画。すべてはここから始まった…!?

とはいえ、、ゾンビを見るぞ!と勢い込んでたら肩透かしを喰らうこと請け合い。なにしろこの元祖ゾンビは、お偉い司祭様の操り人形といった感じで、現代の感覚でいうゾンビからは少し遠い。彼らが自分の意思で襲いかかってくることはなく、また「ゾンビ化」していたヒロインが、操り主の死後に、ぱちりと目を覚まし「なんだか夢を見ていたみたい」と呟く通り、ゾンビというよりむしろドラキュラ伯爵の手下と言われた方がしっくりくる笑。ゾンビ化という名の洗脳。

そしてなんと言ってもゾンビを操る司祭の役は、『魔神ドラキュラ』で異様な存在感を放った偉大なるベラ・ルゴシ(…が続投)。例によって1番怖いのはこの人の顔つきと、射すくめるような眼差しでしたという話。舞台セットは『魔神ドラキュラ』の古城をそのまま使ってるみたいですね。雰囲気あるなあと思ったら。
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