このレビューはネタバレを含みます
～恐怖城～
ハゲ鷹の群れが飛び交うゾンビの城。
～城の主は～
邪悪な精神を持つ「殺人鬼」ルジャンドル。
薬と呪文で秘術を行いゾンビを量産して支配するゾンビの元締め。
横恋慕するチャールズを利用して、マデリーンを手に入れようとする悪辣な男。
～本作のゾンビ～
見た目は不気味だが、命令されない限り人を襲うこともなく、長時間労働もへっちゃらで砂糖工場で働かされている。
死んでいるのではなく、昏睡状態もしくは仮死状態にあり、薬と呪文の秘術でゾンビにされ操られている。
瞳の光は失われ、意思も持たず、心も閉ざしている。
ゾンビの作り方がレクチャーされているし、ゾンビに命令する時のルゴシの仰々しい所作も面白い。もうルゴシの眼力に圧倒される。
ルゴシがナイフでロウソク細工をする姿と、出来上がりに満足げなドヤ顔は若干の笑いを誘う。
愛し合いながらも引き離されたニールとマデリーンの心情が、スプリットスクリーンで描かれているのも興味深い。
～ルゴシを愛でる映画～
※ブードゥー教
