mikoyan358

アタメのmikoyan358のレビュー・感想・評価

アタメ(1989年製作の映画)
2.5
ペドロ・アルモドバルのまだ初期の作品ながら、彼の後世の名作に共通する倒錯性とか変態性みたいなものが存分に発揮された、どこからどう見てもアルモドバル印の一本。女を監禁するという形でしか愛を示せない男、そして戸惑いながらも束縛を受け入れることで彼への気持ちを確かにしていく女という、比較的まっとうに生きてきたと思われる(笑)自分には到底理解できない世界と彼らの行く末、そしてまだ20代だったとは思えない若くして暑苦しさ満点のアントニオ・バンデラス&ビクトリア・アブリルがもたらす調味料入れすぎな感じの濃ゆ~い妖艶さをもう唖然と見守るしかできない...
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