2019/02 CS録画。スペインのペドロ・アルモドバル監督の初期作。アントニオ・バンデラスの監禁もの。アルモドバル監督作はわりと好きですがこれは合わなかった。
映画内で撮影されている映画のラストシーンや、バンデラスの雑なカツラ、無駄に名言じみた発言をした後に無駄に3回転くらいするシーンなどバカバカしくて良いのですが、いかんせん本筋が微妙。
アルモドバル作に見られる「女は強い」理論がこちらに流れてしまうともうただの都合のいいファンタジーだし、物語の「似た作品探せばありそう」なありきたり感も拭えない。スタート地点からごろごろ転がって予測不能な着地をする面白さやバカバカしさ、強過ぎる色彩も足りない。アルモドバル作として物足りなかったです。