あめみや

アタメのあめみやのネタバレレビュー・内容・結末

アタメ(1989年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

狂気を感じた。
リッキー最初からヤバヤバにヤバいやつで、その歪んだ愛に は? が止まらなかった。挨拶してすぐ逆立ち見せてくるセンスとかよくわかんなくてちょっと怖かったもん。
しかしそういう狂気じみた行動や展開もモリコーネの胸を打つような音楽によってだいぶ緩和されるのである。音楽の力ってすごい。

最後には暴漢を家族として迎え入れてしまうのがアルモドバル。懐の深さに脱帽いたしました。
一応ハッピーエンドということでよろしいのかしらね。
これは愛情ではなく同情じゃね?ストックホルム症候群というやつでしょ?って思ったけどなんかみんな幸せそうならもういいや。

やたら小回りのきく車椅子で無駄に走り回る監督とか、浴槽オナニーとか、本筋と関係ないところでなにこれ(笑)ってゆるく笑えるバランスがいいところ。
ぺぺはまさか自分のベッドで他人がメイクラブしてるなんて思いもしないだろうな、休暇楽しんでるといいな。

あと私、あのお顔絶対忘れない。ヤクの売人でちょこっと出てるだけのロッシ・デ・パルマのインパクトよ。
あめみや

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