Dio

Vフォー・ヴェンデッタのDioのレビュー・感想・評価

Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)
4.5
ミステリー、サスペンス、アクション、ヒューマンドラマ、ロマンス
すべての要素をここまでひとつの作品に纏めきって昇華させた究極のエンターテイメント!

正直驚きました、今までいろんなジャンルの映画を見てきたのに、ここにきてまだ「新しいジャンル」に出会えるなんて!これだから映画はやめられない!


閑話休題

舞台は第三次世界大戦後のイギリス。
アメリカは没落し、イギリスはオーウェルの小説「1984」のような管理社会。
国家に忠誠と沈黙の承認を求められる代わり安定を教授する国民たち。
くすぶる不満、そこに火を付ける革命家V。
1年後に蜂起させるべく扇動するVと、それを抹殺したい政府との攻防…

一人の女性が境地に達するその姿はエクスタシーすら感じる。一人一人が本当に魅力的なキャラクター。それ故にこのあらゆる要素を盛り込んだ映画が絶妙なバランスを保つことが出来る。

映画の深淵さを今一度知らしめてくれたこの映画に驚嘆と称賛を。

20th Apr 2016
Dio

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