フッカー

メンフィス・ベルのフッカーのレビュー・感想・評価

メンフィス・ベル(1990年製作の映画)
3.6
第二次世界大戦時のアメリカ!
24回の出撃から奇跡的に生還した爆撃機"メンフィスベル号"に乗る若者達。
ついにあと一回出撃を終えれば帰国できるというところで、物語は始まる。
爆撃機の映画って珍しい気がしますね。

心理的に抉ってくるような戦争の悲惨さという描写は割りと少なく、戦地へ向かう若者達の恐怖とそれに負けない勇敢な心に焦点を当てている。
結構冗談言い合うシーンも多く、ユーモラスな空気。

あと一回というところで絶望的な作戦を告げられた彼らの中には、「死にたくない!!」と叫ぶものもいるが、縁起を担ぎ、「生き延びようぜ!」と明るい空気に変えようとする。
ここら辺のチーム全体として、兄弟のように親しむ空気は流石に24回生死を共にした男たちならではだなあと(*´ω`*)

戦争映画ではありますが、見やすい作品だと思います。空の男の話好きだなあ。機銃撃ちまくったときの反動が「ドンッドンッ」と響くシーンが好きでした。