kazu1961

あしたのジョーのkazu1961のレビュー・感想・評価

あしたのジョー(2010年製作の映画)
3.4
▪️Title :「あしたのジョー」
Original Title :※※※
▪️Release Date:2011/02/11
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-036 再鑑賞
▪️My Review
あしたのジョー実写第二弾、石橋正次に続いて今回はやまぴーこと山下智久。
『ピンポン』でスポーツ漫画とCGの融合を評価された曽利文彦が監督を務め、主人公・矢吹丈が運命のライバル・力石徹と出会い、やがてリング上で雌雄を決するまでを最新CG技術も駆使して活写しています。
山下は役作りのため、プロボクサー並みのトレーニングを行い、約10キロの減量と体脂肪率を10%近く落とすなど、過酷なスケジュールの下で撮影に臨みました。力石役の伊勢谷友介も実生活での減量を実施、水を求めるシーンでは数日前からほとんど飲まず食わずで撮影に臨んでいるんですね。
公開当時、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第3位となりましま。また、ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では第2位と幅広い世代に高評価されていましたね。
前述のように、1970年に、石橋正次主演で映画化されたこともありますが、実写版のキャストがあまりに漫画のイメージと違い過ぎて、昭和ノスタルジーの別の作品として楽しんで観ました。
私も初見の時、1970年度版のことがあったのであまり期待せずに鑑賞しましたが、期待以上の出来でした。特に、力石徹役の伊勢谷友介と、丹下段平役の香川照之が凄かったですね。
伊勢谷友介。もう力石徹に成りきっていて、恐いくらいでした。減量シーンもボクシングシーンも文句なし。体脂肪率4%前後に肉体改造して挑んだ体は、本作に圧倒的な説得力をもたらしていますよね。矢吹丈役の山下智久もかなり頑張っていたが、伊勢谷友介なくしてこの作品はあり得なかったと思います。
香川照之。ボクシング好きで知られる彼だからこそ演じられた丹下段平でした。伊勢谷友介と同様、その成りきりぶりは半端ではありませんでした。まるで丹下段平が乗り移ったかのよう。元ボクサーという役どころの身のこなしも見事ですよね。
漫画の実写版なので、賛否が分かれるでしょうが、私はそんな2011年度版、映画『あしたのジョー』は楽めた作品でした!!

▪️Overview
社会現象を巻き起こした歴史的コミック「あしたのジョー」を、「ピンポン」(02)の曽利文彦監督が山下智久主演で実写映画化。主人公・矢吹丈の宿命のライバル・力石徹役に伊勢谷友介、力石を支える白木葉子役に香里奈、ジョーの才能を見出す元ボクサー・丹下段平役に香川照之が扮する。舞台となるのは、昭和40年代の東京の下町。殺ばつとした日々を過ごしていた矢吹は、ボクサーとしての才能を見出されるも、問題を起こして少年院へ送られる。そこで世界チャンピオンに通用する実力をもったプロボクサー・力石と運命的な出会いを果たし、永遠のライバルとなる。
kazu1961

kazu1961